最初に20系寝台客車が導入された「あさかぜ」は、東京駅発着の寝台特急の中で最後まで20系が使用されていました。(最末期は臨時列車の「あさかぜ81・82号が20系でした)
その「あさかぜ」の歴史の中でも、昭和47年~昭和50年に運行されていた「あさかぜ」は15両編成(電源車含む)中、6両がA寝台とグリーン車(ナロネ20×1、ナロネ22×3、ナロネ21×1、ナロ20×1)という豪華編成で、別名 ”殿様あさかぜ” とも呼ばれていました。
さて、KATOのリニューアルされた20系を導入(寝台急行「銀河」を組成)して、その造形に感激し、是非ともパンタ搭載のカニ22を擁する「さくら」を第2弾として導入しようと計画するも、初期ロットはエラー有の情報から、なかなか手頃な金額でエラーなしの「さくら」を見つけることができず、長く保留になっていました。
そうこうするうちに、この ”殿様あさかぜ” の編成が安く出品されているのを発見。早速落札。到着を楽しみにしていました。
・・・・・・・・が、到着してみると、なんと編成こそは ”殿様あさかぜ” ですが、KATOのセットではなく、20系基本セットに単品を追加して組成した ”殿様あさかぜ” でした。
車番のかぶりは良いとして、決定的NGなのは、単品のナロネ22がオリジナル車なのに対して、実際に ”殿様あさかぜ” で使用されていたのは専務車掌室取付改造をされた100番台だということ。
まぁ、雰囲気を楽しむかと思っていたところ、なんとASSYパーツでナロネ22 100番台のボディーが並んでいるではありませんか!
という訳で迷うまでもなく購入。ついでにナシ20 50番台のボディも売っていたので同時調達。これで手持ちのナシ20 2両にも変化が付けられます。
早速ナロネ22を100番台改造した写真がこちら。
いずれも手前が100番台です。
上段の写真ではわかりにくいですが、一番右側の窓が専務車掌室。固定窓が上昇式の窓に変更されているのが表現されています。
下段の写真では窓が増えているのがわかりますね。
これで車番さえ気にしなければ、とりあえず ”殿様あさかぜ” の完成です。