天鉄局NB運転区

国鉄天王寺鉄道管理局で活躍した車両の話題を中心に、鉄道模型(Nゲージ)とBトレインの話題なども記してゆきます。

豆知識

キハ81時代の特急「くろしお」

キハ81による紀勢本線特急くろしお

車両の前後

自動車や飛行機、また船舶はパッと見て前後が明確にわかります。 一方で鉄道車両はパッと見ても前後がわからない車両が結構あります。 昔の蒸気機関車は前後がすぐに分かりましたが、ディーゼル機関車や電気機関車の多くはどちら側も同じ様に見えて前後がわ…

20系客車の室内灯について

夜行列車を模型で走らせる時、先頭車の前照灯や、後尾車の尾灯は勿論ですが、各車両に室内灯をつけたいものですよね。 車端部となる車両には、前照灯や尾灯が標準で組み込まれた模型も多くなっていますが、流石に室内灯はオプションです。 昔は豆電球(とい…

青大将客車の登場(その2:EF58)

「青大将客車の登場」と書きながら、その時期検証の第1回目はEF58電気機関車です(笑 まぁ、機関車が存在しなくては列車は動きませんからご理解ください。それと、このサイト名は「天鉄局」ですので、天鉄局と後に縁ができるEF58の44号機や66号…

青大将色客車の登場

竜華機関区のゴハチで最も人気があったのは、言わずとしれた66号機。大窓ヒサシ付きのスタイルが人気の理由でした。晩年のゴハチで大窓だったのは東の61号機と西の66号機でしたから、さもありなんです。 そんな66号機ですが、青大将色を纏って活躍し…

カニ22という車輌(その3:パンタグラフ撤去)

独特の外見を持つ電源車 カニ22 について考察しています。 カニ22という車両(その1) - 天鉄局NB運転区 カニ22という車両(その2:あさかぜ運用) - 天鉄局NB運転区 昭和38年には全6両が出揃ったカニ22ですが、51番のみ昭和35年の落成直後に…

カニ22という車両(その2:あさかぜ運用)

昭和35年と昭和38年の2回に亘り合計6両が新造されたカニ22。MGを搭載し、電源取得のために客車ながらパンタグラフを搭載するという変わった外見が注目を集めました。 しかし、誕生後すぐに51番はMGを撤去され(しかしパンタグラフは搭載したまま)「はや…

カニ22という車両(その1)

天鉄局とは縁もゆかりもない車両ですが、しばらくカニ22にお付き合いください(笑 この車両を見たのは(いや、実物は一度も見たことがないのだが)多分小学校に上る前。鉄道の絵本だったと思います。ブルートレインの車両なのに、客車なのにパンタグラフが…

殿様あさかぜの変遷

俗に「殿様あさかぜ」と呼ばれた列車があります。 20系化された最初の列車が「あさかぜ」でしたが、その20系客車にはナロネ20という個室寝台車が存在していました。 ナロネ20は20系客車登場の昭和33年に3両のみ製造された1人用・2人用個室寝台車です。20…

客車の基本常識(vol.2)

前回は国鉄客車の車体色について書きました。(って1年半ほど前・・・) ef5866.hateblo.jp 今回は常識という内容とは離れてしまいますが、行きがかり上タイトルは同じ(爆 車体色や帯色の変遷について記しましたが、実際には施行日にいきなり一斉に色が変…

客車の基本常識(vol.1)

一応タイトルは「基本常識」としましたが、私自身ちゃんと覚えていないことです(苦笑 偉そうに「常識」と記していますが、常識というよりは知っておいた方が良い知識といったところでしょうか。 国鉄客車を模型化、編成化する時に気になるのは車体色。すぐ…