昭和53年10月2日の国鉄ダイヤ改正は、輸送体系の大幅な見直しが行われた「白紙改正」で、俗に「ゴーサントー」とも呼ばれています。
このダイヤ改正に際し各地の特急網も整備されましたが、当然それに伴い車両の配置換えもありました。
何回かに分けて、ゴーサントーによる特急車両(電車・気動車)の配置を記してゆきたいと思います。
第6回は名古屋第一機関区。
81系は 7両編成 4本と 6両編成 3本が組成されそれぞれ所要3本ずづで運用されていました。7両編成は「ひだ」に、6両編成は「南紀」に使用されています。
「南紀」は、名古屋~天王寺という紀勢本線をロングラン(紀伊半島を一周)する特急「くろしお」の紀勢東線側を分離させて、この改正で登場した特急列車です。
ちなみにこの改正により「くろしお」で使用されていたキハ81は廃車となり、81系の先頭車は全てキハ82となっています。
昭和53年10月2日現在の名古屋第一機関区所属の81系気動車車両は下表の通りです。尚、赤字はこの改正に際し新規に名古屋第一機関区所属となった車両です。
名古屋第一機関区(名ナコ)
キハ 81系 |
キハ82 |
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19両 | |||||||||||||||||||||||||||||
キハ80 |
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26両 | ||||||||||||||||||||||||||||||
キロ80 |
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9両 |
- 昭和53年10月2日ダイヤ改正 その1(札サウ・函ハコ)
- 昭和53年10月2日ダイヤ改正 その2(盛アオ)
- 昭和53年10月2日ダイヤ改正 その3(秋アキ・仙セン)
- 昭和53年10月2日ダイヤ改正 その4(千マリ・東チタ)
- 昭和53年10月2日ダイヤ改正 その5(新ニイ・長ナノ)