水間鉄道は、南海本線貝塚駅と水間観音寺を結ぶ、全長5.5kmの路線。
かつては南海高野線で活躍した古豪1201形が活躍する路線でしたが、1500Vへの昇圧を期に501形(元南海1201形)は引退し、代わって元東急7000系の1000形が活躍しています。
501形はクハ503が終点の水間観音駅に保存されているということで訪問しました。
駅横の駐車場の一角に保存されていますがあまり状態が良いとは言えなさそうです。
以前は、クリーム色に赤と水色の細帯という水間鉄道で活躍した末期塗装で保存されていましたが、現在は写真のようなクリーム色と赤色の南海から譲渡された後の塗装に変更されていました。
やはり水間鉄道というと、このイメージなのでちょっとホッとしました。
この車両は水間鉄道に転属後モハ501形として活躍してきましたが、後に電装解除されクハ551形となっています。(車体には553の表記)
元南海1201形は第一線引退後は、支線の貴志川線に転属した車両をはじめ、この水間鉄道、そして福井県の京福電鉄に譲渡されました(電動機などの部品は伊予鉄道にも譲渡された)が、全車が既に引退しており、保存されている車両もこの水間鉄道553と、貴志川線で活躍していた1202(加悦SL広場保存)だけとなってしまっています。
もう少し良い状態で末永く保存してほしいものです。