天鉄局NB運転区

国鉄天王寺鉄道管理局で活躍した車両の話題を中心に、鉄道模型(Nゲージ)とBトレインの話題なども記してゆきます。

新兵器投入

実際に切り継ぎ工作をされている方にはなじみ深いもので新しくもなんともないでしょうが、こんなものを購入しました。

f:id:ef5866:20151202072149j:plainレザーソーとガイドです。これでまっすぐに切り継ぎ加工ができる(はず)w

なにを切り継ぐかは、今のところ秘密ですww

 

特急くろしお & 急行きのくに

最近栄養不足だったので、鉄分の補給に行ってまいりました。

行き先は、有田川町鉄道交流館。旧有田鉄道の終着駅、金屋にあります。

館内には4線総延長15mのNゲージジオラマがあり、車両を持ち込んで走らせることができます。しかも風景は有田川町など和歌山をイメージしたもの。

ミカン山に海岸線という構成なので、紀勢線を走った車両を持ち込んで走らせてきました。 

 ご覧になってお分かりの通り、キハ81が現役で走っていたころをイメージしてみました。交換する列車はEF58牽引の臨時急行きのくにという想定。

他にもEF15の貨物列車やDF50牽引の寝台特急紀伊なども走らせましたので、その映像はまた後日。

それにしても、ちとスビード出しすぎたみたいですね(笑

289系 くろしお

10月31日から、新型(?)車両289系による「くろしお」が運転開始となりました。

もうみなさん御存じの通りサンダーバードで使用されていた683系から交流機器を撤去して直流化した車両ですから純粋に「新型」と呼べるのかといった車両ですが、しかし国鉄時代からの381系を淘汰したという意味では「新型」です。

ちなみに、381系、283系と同様に289系は全室グリーン車車両しかありませんので、287系かそうでないかは(切符予約時などでも)編成を見れば自動的に判別できます。

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で、先日早速乗車してきました。

今のところ、289系は新大阪~紀伊田辺で運用されているようで、単線となる紀伊田辺~白浜~紀伊勝浦~新宮の区間では使用されていない様子。

当日乗車した編成は以下の通り。

 

2015年11月12日

1号車 クロ288-2005 ↑ 和歌山・新宮
2号車 サハ289-2506
3号車 モハ289-3405
4号車 サハ288-2205
5号車 サハ289-2505
6号車 クモハ289ー3511 ↓新大阪

客車の基本常識(vol.1)

一応タイトルは「基本常識」としましたが、私自身ちゃんと覚えていないことです(苦笑

偉そうに「常識」と記していますが、常識というよりは知っておいた方が良い知識といったところでしょうか。

国鉄客車を模型化、編成化する時に気になるのは車体色。
すぐに思い当たるのは、茶色の客車がいつ頃から青色になっていったのか、つまり青色客車はいつから登場したのかということ。

でも、厳密にいうと茶色も当初は「ぶどう色1号」だったものが、後に「ぶどう色2号」に変更になったりしています。
また、等級帯の色が時代で変更になったりしています。

このあたりを一度整理しておかないと、折角作り上げた編成がNGとなってしまいます。
まぁ、時代考証用のメモと思ってください。

 

明治30年 等級帯採用(1等ー白、2等ー青、3等ー赤)

昭和15年 3等車の赤帯廃止

戦後 1等車帯色 白→クリーム

昭和34年 客車 ぶどう色1号→ぶどう色2号

昭和35年 3等級→2等級

昭和36年 1等車(旧2等車)帯色 青→淡緑

昭和39年 客車 ぶどう色2号→青15号

昭和44年 モノクラス化(1等車→グリーン車、2等車→普通車)

国鉄末期 等級帯廃止

 

子供のころに馴染みのあったグリーン車の帯は淡緑ということですね。

具体的にどんな色だったのかイメージが湧きにくい方もあるでしょうから、 Wikipedia国鉄色から16進数表記を参考に再現してみます。

 

明治30年 等級帯導入時

客車(ぶどう色1号)
 1等車 白帯(帯色はイメージです)
 2等車 青帯(帯色はイメージです)
 3等車 赤帯(帯色はイメージです)

1等車 白帯
2等車 青帯
3等車 赤帯
     
     
     

 

昭和24年頃以降

客車(ぶどう色1号)
 1等車 クリーム(帯色はイメージです)
 2等車 青1号
 3等車 帯なし

1等車 クリーム帯
2等車 淡青帯
3等車 帯なし
     
     
     

 

昭和34年 客車塗色変更

客車(ぶどう色2号)
 1等車 つばめ用淡緑車両のみのため帯ナシ
 2等車 青1号
 3等車 帯なし

1等車
2等車 淡青帯
3等車 帯なし
     
     
     

 

昭和36年 2等級制下 新1等帯色変更

客車(ぶどう色2号)
 1等車(旧1・2等) 淡緑6号
 2等車(旧3等)   帯なし

旧1等車 淡緑帯
旧2等車 淡青帯
3等車 帯なし
     
     
     

 

昭和39年以降 客車標準色 茶→青
昭和44年5月10日 モノクラス化(グリーン車・A寝台制)

客車(青15号 / ぶどう色2号)
 1等車(旧1・2等) 淡緑6号
 2等車(旧3等)   帯なし

1等車 / グリーン車 淡緑帯
2等車 / 普通車 帯なし
       
       
       

 

参考になれば幸いです。

国鉄時代の24系寝台客車

客車列車が好きな割には、いわゆるブルートレインにはめっきり興味がなかった昔ですが、最近は国鉄時代のブルートレインの再現に凝っています。厳密にはJR移行直後も含んでいますが・・・。

細かいことはさておき、模型化する際に気になるのは手持ちの車両では、いったいどの時代のどんな列車が再現できるのかと言うこと。

少なくともブルートレイン末期までは14系と24系の併結などはありませんでしたから、純粋にその系列だけの歴史がわかればよいはず。(20系は12系との併結がありましたが)

という訳で、24系の各車種登場年を一覧表化してみました。数字を並べてもピンとこないので図式化!(好評ならJR化後や他形式も図式化します)

形式 昭48 昭49 昭50 昭51 昭52 昭53 昭54 昭55 昭56 昭57 昭58 昭59 昭60 昭61 昭62
オロネ24
オロネ24-100*1                  
オロネ25      
オロネ25-500*2                            
オハネ24
オハネ24-700*3                          
オハネフ24
オハネ25  
オハネ25-100      
オハネフ25  
オハネフ25-100      
オハネフ25-200          
オシ24
オシ24-100*4    
マヤ24                          

カヤ24*5

 
カニ24  
カニ24-100        
カニ25          

 

*1:オロネ14から改造

*2:3/23から暫定的に「ゆうづる」で使用開始

*3:4人用個室寝台カルテット。春から富士に連結、11月からはあさかぜ1・4号にも連結

*4:オシ14から改造

*5:マヤ24から改造

クイックヘッドマーク化(vol.2)

おまたせしました。(いや、誰も待っていないw)

クイックヘッドマーク化の第2弾です。

第1弾ではKATOのEF58の、いわゆる「クイックヘッドマーク準備車」をクイックHM対応改造する手順を紹介しました。

今回は「非準備車」。つまりダイキャストが中央で分離していないタイプのクイックHM対応改造です。

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上の写真がそのタイプ。

前回紹介した準備車(下画像)とはつくりが異なります。中心部に磁石を入れることのできる穴の開いたパーツがないんですね。

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ということで、この全面部分に磁石を張り付ければよいのですが、ボディーとの隙間はわずかしかありません。

そこで使ったのは、前回も登場したネオジウム磁石。

前回は「角型2mm×2mm×4mm」というのを使いましたが、実はひそかにこんなサイズのものも購入していました。

「丸型 直径5mm×厚さ0.5mm」

そうなんです、厚さ0.5mmなんです。これならなんとかなりそう。

というわけで、しっかり接着させるために、少しとがっているダイキャストの先端部分をやすりで削り平らにして、丸型ネオジウム磁石を接着。

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たったこれだけの作業です。片エンドの作業時間5分程度。

あとはボディを組み立てれば下の写真のように、QHM対応に変身です。

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あっ、ナンバー未装着なのは気にしないでください(笑

 

ネオジウム磁石はこちらに、様々なサイズがそろっています。

www.e-sangyo.jp

寝台特急安芸 LED化完了

KATOの旧製品24系25型100番台による寝台特急「安芸」の全車LED化がようやく完了しました。

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既に旧製品対応の室内灯の入手が困難なことから、最近はやりのテープLEDを使った自作室内灯組み込み工事を順次行ってきましたが、全車LED室内灯取付が完了してみると、テールサインの電球があまりにもオレンジ色過ぎて気になり始めました。

という訳で、テールサインの白色LED化も実行。

そして完成したのが上の写真。

「安芸」の文字が読み取れるでしょうか。(ちょっとピンが甘い・・・)

 

寝台特急安芸は昭和50年に誕生した寝台特急で、新大阪と下関を呉線経由で結んでいました。
当初は20系が用いられA寝台も連結されていましたが、昭和52年のダイヤ改正で24系25型に変更。オール100番台による編成が組まれました。(A寝台はなくモノクラス編成)そして、昭和53年のダイヤ改正で廃止となった短命のブルートレインです。

KATOの旧製品で実車通り組める編成は稀で、どうしてもオロネ24とか、オハネフ25-200番台が必要になるのですが、この安芸は供給されている車種だけで組める列車。あっ、EF58を牽引機指定していますので・・・。

という訳で、24系時代の実車編成は次の通り。

 

  EF58(広)
電 カニ24ー100(広セキ)
1 オハネフ25-100(広セキ)
2 オハネ25-100(広セキ)
3 オハネ25-100(広セキ)
4 オハネ25-100(広セキ)
5 オハネフ25-100(広セキ)
6 オハネ25-100(広セキ)
7 オハネ25-100(広セキ)
8 オハネ25-100(広セキ)
9 オハネフ25-100(広セキ)