天鉄局NB運転区

国鉄天王寺鉄道管理局で活躍した車両の話題を中心に、鉄道模型(Nゲージ)とBトレインの話題なども記してゆきます。

サハ185

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先日入線したのはサハ185です。

当鉄道には185系が所属しており、クハ185が4両ある関係上、モハユニットを増設すれば「踊り子」のフル編成が可能なのですが、付属編成用のサハがありませんでした。

当鉄道の185系はKATOの旧製品なので、発売当初はサハ185がなく、モハで代用となっていました。

そんなわけで、今回導入となった次第です。

ちなみに、サハ185を組み込んでいるのは付属編成として用いられるC編成と呼ばれる5両編成です。通常、10両の基本編成(A編成)に併結されて15両で運転されますが、7両の基本編成(B編成)に併結されることもあるようです。

少し古い資料ですが、2015年の踊り子用185系組成を下に記しておきます。*1


A編成

号車 形式 A1 A2 A3 A4 A5 A6 A7 A8
1号車 クハ185 1 3 5 7 9 11 14 15
2号車 モハ184 3 7 11 15 19 23 28 31
3号車 モハ185 3 7 11 15 19 23 28 31
4号車 サロ185 2 3 6 8 10 12 14 16
5号車 サロ185 1 3 5 7 9 11 13 15
6号車 モハ184 2 6 10 14 18 22 27 30
7号車 モハ185 2 6 10 14 18 22 27 30
8号車 モハ184 1 5 9 13 17 21 26 29
9号車 モハ185 1 5 9 13 17 21 26 29
10号車 クハ185 101 103 105 107 109 111 114 115

 

B編成

号車 形式 B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7
1号車 クハ185 203 204 205 207 210 212 216
2号車 モハ184 206 208 210 214 220 224 232
3号車 モハ185 206 208 210 214 220 224 232
4号車 サロ185 203 204 205 207 210 212 214
5号車 モハ184 205 207 209 213 219 223 231
6号車 モハ185 205 207 209 213 219 223 231
7号車 クハ185 303 304 305 307 310 312 316

 

C編成

号車 形式 C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7
1号車 クハ185 2 4 6 8 10 12 13
2号車 サハ185 1 2 3 4 5 6 7
3号車 モハ184 4 8 12 16 20 24 25
4号車 モハ185 4 8 12 16 20 24 25
5号車 クハ185 102 104 106 108 110 112 113

*1:田町車両センター廃止により3月16日に全車大宮に転属。但しC編成のサハ185-7のみ3月13日に長野。

ARC資料館

実車に基づいた模型作成のために、ARC資料館という優等列車の運行時期と編成を詳細に掲載されていたサイトがありました。

おそらく多くの方が御存じで、活用されていたと思います。

このサイトが少し前に突然消えてしまいました。確か今年の初めくらいのことだと思います。

私は鉄道車両(というよりSL,DL,ELといった機関車)の履歴についてデータを綴って自前で調べられるようにしていますが、編成などについては完全にこのサイトに頼っていました。

ちょうど、鉄道模型趣味が復活して、これまでのようなエッセンスを凝縮したなんちゃって編成から、実車にそぐったフル編成趣味へ移行し始めたところでしたので、ARC資料館の消滅は非常に痛手でした。

これに変わるサイトはないので、いろんな資料から編成などについてのデータも手控えを持っておかなくてはいけないなと思い、そして少しでも多くの人たちと共有したいと思ったのがこのサイトを立ち上げたきっかけです。

勿論、ARC資料館ほどの情報を集められるわけでもありませんが・・・。

 

ところで、再び気になってARC資料館を提供していた「赤城れいるかんぱにい」のサイトを拝見していると「お客様相談室」に次のように記されているのを発見しました。

ARC資料館は、OCNのサービス終了に伴い
閉鎖しました。
別のサーバーを探していずれ復活させますので
しばしお待ちください。

突然の消失はそういう事情だったようです。

原因と、そしてなにより ”いずれ復活させる” という情報があり、非常にうれしく思っているところです。

キハユニ16

鉄コレ22弾のキハユニ15、キハユニ16に大変食指が動いていますが、ここで肝心なことのおさらい。

つまり、天鉄局管内にいたキハユニは一体どれだったのかということです。

ググってみるといろいろでてきますが、なかなか車番まで記した記事は少ないようですが・・・。

キハユニ16-7

 1968年~1973年 和歌山
 1973年~1978年 奈良(廃車)

キハユニ16-8
 1959年~1978年 奈良(廃車)

キハユニ16-10
 1959年~1978年 奈良(廃車)

ということがわかってきました。

また キハユニ15-9 が1962年~1963年に亀山に所属していたらしい。
ここで、紀勢線で活躍していた15番をつけた気動車はキハユニ15ではなくキハユ15やキハニ15と判明。

という訳で、鉄道コレクション第22弾では
 ・キハユニ16
 ・紀州鉄道キハ603
を、必須アイテムとして、加悦鉄道キハ08も手に入ればいいなぁ・・・。という状態に確定。

財政難の折ですのでBOX購入を回避して、ピンポイント購入に切り替えです。

鉄道コレクション 第22弾

トミーテック鉄道コレクションの第22弾のラインナップが発表されました。

少し前に 紀州鉄道のキハ603 が入るらしいという情報はキャッチしていたので、果たしてBOX買をする内容なのか、単品狙い(開封済み購入)なのか気になっていたのですが・・・。

という訳で、御存じの方も多いでしょうが、あらためて第22弾のラインナップを。

第22弾は「懐かしの気動車シリーズ」として、次のモノがブラインドで入っているようです。全10種類。(+シークレット)

・キハユニ15(一般窓)
・キハユニ15(バス窓・首都圏色)
・キハユニ16
紀州鉄道キハ603
夕張鉄道キハ253
・岡山臨港鐵道キハ7002
・岡山臨港鐵道キハ5001
江若鉄道キニ12
島原鉄道キハ2006
・加悦鉄道キハ08

という訳で、天鉄局を名乗る以上は、キハユニ15(一般色)とキハユニ16も手に入れたい。
そして個人的趣味でキハ08も欲しいかなと。
10種類中3~4種類は欲しいとなると、さてどうすべきか・・・。
悩みます・・・。


昭和53年10月2日ダイヤ改正 その9(門ミフ・鹿カコ)

昭和53年10月2日の国鉄ダイヤ改正は、輸送体系の大幅な見直しが行われた「白紙改正」で、俗に「ゴーサントー」とも呼ばれています。

このダイヤ改正に際し各地の特急網も整備されましたが、当然それに伴い車両の配置換えもありました。

これまで8回、ゴーサントーによる特急車両(電車・気動車)の配置を記してきました。

てっきり全て記載したと思っていましたが、あと1回分、下書き状態のまま忘れ去られていました(大汗
という訳で、第9回(最終回)は南福岡電車区と鹿児島車両管理所。

 

南福岡電車区には485系が、鹿児島車両管理所には485系とキハ80系が配置されていました。

南福岡電車区の485系は「にちりん」「かもめ」「みどり」に運用され、11両編成6本、8両編成7本、4両編成7本が組成され、それぞれ所要4本、5本、5本で運用されていました。「みどり」と「かもめ」は併結列車も存在しました。

鹿児島車両管理所の485系は「有明」「にちりん」に運用され、10両編成14本が組成され、所要11本で運用されていました。
キハ80系は「にちりん」「おおよど」に運用され、7両編成3本が組成させ、所用2本で運用されていました。

「にちりん」は門ミフと鹿カコの両方で受け持ち、485系電車特急とDC80系気動車特急の両方が走っていたのですね。

昭和53年10月2日現在の南福岡電車区と鹿児島車両管理所に所属する特急型車両(485系及びキハ80系)は下表の通りです。尚、赤字はこの改正に際し新規に各所に所属となった車両です。

 

南福岡電車区(門ミフ)

485系 モハ485
150 151 152 153 154 155 156 157 158 159
163 164 165 166 167 168 169 170 171 172
173 174 175 176 177 178 179 180 181 182
229 230 231 240 241 242 243 244 245  
39両
モハ484
252 253 254 255 256 257 258 259 260 261
265 266 267 268 269 270 271 272 273 274
275 276 277 278 279 280 281 282 283 284
362 367 368 337 338 339 340 341 342  
39両
クロ481
1 2 51 52 53 54 55 56 57  
9両
クハ481
201 202 203 204 205 206 207 208 209 210
211 212 213 214 225 226 231 232 233 234
239 240 241 242 243 244 245 246 247 248
249 250 251 252            
34両
サロ481
4 5 6 7 8 9 10 11 76 77
78 79 80 81 82 83 87 88 89 91
20両
サハ481
3 4 5 6 7 8 9 10 112 113
114 115 116 117 118          
15両

 

鹿児島車両管理所(鹿カコ)

485系 モハ481
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26        
26両
  モハ485
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
31 32 33 44 45 46        
16両
  モハ480
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26        
26両
  モハ484
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
31 32 33 44 45 46        
26両
  クハ481
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17 18 31 32
33 34 35 36 37 38 39 40    
28両
  サロ481
1 2 3 12 13 14 15 16 17 18
29 30 31 32 33 34 35      
17両
  サシ481
1 2 3 4 5 6 7 8 9 23
24 25 26 30            
14両
キハ
81系
キハ82
27 30 31 35 36 39 40 41    
8両
キハ80
37 50 52 96 97 98 99 100 101 110
119 120 125 126 127 901        
16両
キロ80
20 30 40 41            
4両

クイックヘッドマーク化(vol.1)

当管理局の主力電気機関車はEF58です。

実世界での天王寺鉄道管理局に属するEF58は竜華機関区ですが、当鉄道では竜華に限らず、各区・各年代のゴハチが所属しています。その数約20両。

1両をのぞいてすべてKATO製ですが、オーバースケールの旧製品も1/3ほどいます。
改良版も旧ロット車両が多く、クイックHM非対応の車両も数多く所属しています。そんなカマたちをクイックHM化しようというのが今回の取り組み。

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特急くろしお (81系)

  • KATO から発売されている、10-849 キハ81系「くろしお」7両基本セットです。当区に所属する唯一の気動車特急編成です。

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キハ81 3(昭和47年10月1日 秋田→和歌山転属、昭和54年10月29日廃車)
キロ80 21(昭和42年10月 向日町→和歌山転属、昭和53年11月30日廃車)
キロ80 27(昭和42年10月 向日町→和歌山転属、昭和53年9月30日廃車)
キシ80 33(昭和40年1月21日 和歌山新製配置、昭和53年9月30日廃車)
キハ80 114(昭和40年1月27日 和歌山新製配置、昭和53年10月2日 和歌山→名古屋転属)
キハ80 42(昭和42年10月 向日町→和歌山転属、昭和54年7月17日廃車)
キハ82 65(昭和43年10月 向日町→和歌山転属、昭和53年10月2日 和歌山→名古屋転属)

 この経歴を見ると、KATOのキハ81系くろしおで再現している編成は、昭和47年10月1日から昭和53年9月30日までの期間に組成することができたことがわかります。