天鉄局NB運転区

国鉄天王寺鉄道管理局で活躍した車両の話題を中心に、鉄道模型(Nゲージ)とBトレインの話題なども記してゆきます。

阪和線の205系(つづき)

先日、阪和線205系について少し書きました。
阪和線205系といっても、1000番台では無い方の話です。

阪和線用に登場した1000番台は1988年にJR西日本が導入したものです。
4両編成5本が活躍しました。

一方の0番台は国鉄時代に東海道山陽線京阪神緩行線)用に導入された7両編成4本で、やがて321系と置き換えるため、阪和線に転属します。

阪和線での205系0番台は2006年から運用が開始されます。
京阪神緩行線では7両編成4本でしたが、阪和線では6両編成2本と8両編成2本に組み替えて運用されました。
8両編成は快速運用に、6両編成は103系と共通運用で各種別の列車に充当されました。

その時の編成がこちら。

↑ 和歌山 K601 K602 K801 K802
1号車 クハ204-35 クハ204-37 クハ204-36 クハ204-38
2号車 モハ204-104 モハ204-108 モハ204-106 モハ204-110
3号車 モハ205-104 モハ205-108 モハ205-106 モハ205-110
4号車 モハ204-103 モハ204-107 サハ205-70 サハ205-72
5号車 モハ205-103 モハ205-107 サハ205-69 サハ205-71
6号車 クハ205-35 クハ205-37 モハ204-105 モハ204-109
7号車     モハ205-105 モハ204-109
8号車     クハ205-36 クハ205-38

この編成は2006年から2009年頃までで、その後205系が再び京阪神緩行線に転出するまでに組み換えがあったようです。

 

↑ 和歌山 K601 K602 K801 K802
1号車 クハ204-36 クハ204-38 クハ204-35 クハ204-37
2号車 モハ204-106 モハ204-110 モハ204-104 モハ204-108
3号車 モハ205-106 モハ205-110 モハ205-104 モハ205-108
4号車 モハ204-105 モハ204-109 サハ205-70 サハ205-72
5号車 モハ205-105 モハ205-109 サハ205-69 サハ205-71
6号車 クハ205-36 クハ205-38 モハ204-103 モハ204-107
7号車     モハ205-103 モハ204-107
8号車     クハ205-35 クハ205-38

こちらが2009年頃から2011年に205系0番台が京阪神緩行線に復活するまでの編成。ちなみに緩行線に復帰の際は7連4本に組み替えられています。

 

2011年のダイヤ改正から205系は再び京阪神緩行線で活躍しますが、この時に青22号の帯は321系207系の新色と同様に濃紺と橙に変更されました。しかし緩行線での再活躍は2年で終わり、再び阪和線に転属してきます。

再度の阪和線転属では6連4本となり103系と共通運用となりました。これにより余剰となったサハ205は廃車になっています。
転属当初は緩行線時代の濃紺+橙帯でしたが、順次青22号に改められました。但し全面帯下と乗務員扉部分に橙色の細帯が追加されました。

これは110km/h運転可能な1000番台と区別するためだったようです。また緩行線復帰時代に行先表示がLEDに変更されています。

阪和線に復帰した時の編成は以下の通り。

↑ 和歌山 HI601 HI602 HI603 HI604
1号車 クハ204-35 クハ204-36 クハ204-37 クハ204-38
2号車 モハ204-104 モハ204-106 モハ204-108 モハ204-110
3号車 モハ205-104 モハ205-106 モハ205-108 モハ205-110
4号車 モハ204-103 モハ204-105 モハ204-107 モハ204-109
5号車 モハ205-103 モハ205-105 モハ205-107 モハ204-109
6号車 クハ205-35 クハ205-36 クハ205-37 クハ205-38

2018年3月のダイヤ改正阪和線普通列車は全て3扉化(223系225系化)されたため、205系は0番台・1000番台共に阪和線での運用を終了し、奈良線へと転用されました。