天鉄局NB運転区

国鉄天王寺鉄道管理局で活躍した車両の話題を中心に、鉄道模型(Nゲージ)とBトレインの話題なども記してゆきます。

特急「はるか」の敦賀延伸

北陸新幹線の金沢~敦賀間延伸に伴い、並行在来線となる北陸本線敦賀~金沢はJR西日本の経営から離れて、石川県部分はIRいしかわ鉄道が、福井県部分はハピラインふくいに移管される予定なのは皆さんご存知の通りです。

そして現在大阪~金沢で運行されているサンダーバードは、大阪~敦賀に短縮されるのも、皆さんご存知の通りです。

特急「はるか」(少し古い写真です・・・)

そこで、敦賀発着の特急列車を関西空港まで延伸してほしいという要望が、北陸3県から出されています。この特急延伸は、特急「はるか」が敦賀まで延伸するのか、特急「サンダーバード」が関空まで延伸するのか、一般利用者にとってはどちらでも良いことでしょうが、鉄道ファン的には大いに興味のあるところです。

そんな、敦賀関空特急の実現に対し、JR西日本の見解が出されました。

 JR西日本は22日、定例の会見を開き、インバウンドに向けて北陸3県の知事が関西国際空港発着の特急列車「はるか」の敦賀延伸を求める中、長谷川一明社長は「現実的には非常に難しい」と否定的な考えを示しました。(11月22日)
 特急「はるか」は、現在関西国際空港と滋賀・京都を結ぶ特急列車で、今月14日に開かれた北陸3県の知事懇談会では、3県が連携して敦賀までの延伸を要望していくことで一致していました。
 難しいと現時点で否定的な判断をした長谷川社長は「インバウンドの利用客を北陸にダイレクトにという趣旨かと想像するが、列車を延伸することで、ダイレクトに行くということではないと思う」と話したうえで、敦賀から京阪神を経由すれば列車の編成も長くなり、安全輸送には非常にリスクがあることから、利用実態や輸送面からみても困難だと説明しました。

 

いまいちよくわからないのは
> 敦賀から京阪神を経由すれば列車の編成も長くなり
というところで、現在最大9両編成の「はるか」を12両にでもするつもりなんでしょうか?

「はるか」の281系や271系は野洲までしか定期列車では乗り入れがありません。
また(1列車の編成両数を増やさなくても)車両数的にも敦賀延伸となれば厳しいでしょう。

一方で「サンダーバード」の681系や683系は余剰になるでしょうから、こちらを関空に入線させれば・・・。
日根野から空港線への乗り入れ実績は多分ないでしょうが・・・。

先日転載した特急「きのくに」の実現にも少なからず影響のありそうなお話です。